日本バスケ協会 “八村担当”設置へ 三屋会長が騒動に初言及「選手が意見を言うのは健全」

[ 2024年12月1日 04:45 ]

報道陣の取材に応じる日本バスケットボール協会の三屋裕子会長
Photo By 共同

 日本バスケットボール協会(JBA)の三屋裕子会長(66)が30日に都内で取材に応じ、NBAレーカーズの八村塁(26)が男子日本代表の強化方針やトム・ホーバス監督(57)の手腕などを批判した騒動に初言及した。確執の要因となったコミュニケーション不足の解消に向け、JBA内に八村を含めた海外組の専用窓口を新設することを明言。今後の状況次第で、世界トップを知るコーチをスポットで招聘(しょうへい)する可能性も示唆した。

 騒動勃発から17日後。初めて報道陣の前で騒動に言及した三屋会長は「一連の出来事の中でコミュニケーションを改善しないといけない。海外組のカウンターパートを明確にするため、JBA内に責任者を据える。ある程度、個人の裁量で決められる人間を置きたい」と海外組の専用窓口となる担当者を置くことを明言した。事実上の“八村担当”。パリ五輪までは東野技術委員長らが代理人事務所と連絡を取っていたが、責任者が曖昧だったために一本化する。

 八村からホーバス監督の手腕を酷評されたが、既に選手、指導者として豊富なNBA経験を持つコリンズ・コーチがいるため、コーチ陣のテコ入れはしない。その上で「スポットでNBAのコーチに来てもらうことはあるかもしれない」とした。八村の発言が混乱を招いたが「選手が意見を言うのは健全」と不問にする。ホーバス監督の精神面をケアする担当者を新たに設置したことも明かした。

(渡辺会見に感謝/) 収束に向けた会見を志願して開いた渡辺に感謝し、自身の対応が遅れたことは「不祥事でもコンプライアンス違反でもない。組織のトップとして、いつ何を言うか悩んでいた」と釈明。「遅いと言われるのは分かっていた。批判は甘んじて受けます」と頭を下げた。

 NBA組が次に代表活動に参加する可能性があるのは27年W杯。2人の関係修復の時間はあるが、八村はJBAのビジネス優先の強化方針、現場への投資不足なども批判しており、不信感を拭うのは簡単ではない。エースの心を取り戻すには、明確なビジョンを持った成長戦略を丁寧に説明するなど誠意ある対応の継続が不可欠だ。

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