第17回TOP CONNECTレディース 初出場の長田ひなたが初優勝

[ 2024年9月13日 19:07 ]

第17回大会で優勝した長田ひなた(前列左から3人目)を祝福する協賛社のメンバー
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 TOP CONNECT(本社・東京都中央区)が主催する「アース製薬 presents 第17回TOP CONNECTレディース」(賞金・賞品総額1000万円)が13日、埼玉・飯能市の武蔵丘ゴルフコース(6502ヤード、パー72)で行われ、長田ひなた(20=フリー)が5バーディー、2ボギーの69で回り、2位に1打差をつけて初出場初優勝。賞金50万円を含む賞金・賞品総額110万円相当を獲得した。

 プロを目指す女子ゴルファーに試合の出場機会を与えること、さらに協賛企業とプロアマ形式でラウンドすることで交流機会をつくることを目的に20年8月にスタート。今大会はプロを含む女子選手58人をはじめ男子プロ、協賛企業などから95人が出場した。

 山梨県出身の長田は、高校ゴルフの強豪・東北高で腕を磨き、卒業後はプロテスト合格に向けて努力を続けてきた。4番からのスタートとなったこの日は出だしで1メートルのパットを外してボギーを叩くなど高麗グリーンに苦しんだ。だが「楽しもう」と気持ちを切り替えると長いパットも臆することなく打てるようになり、15、16番で連続バーディーを奪うなど流れを取り戻した。「楽しく回れたのが優勝につながりました」と振り返った

 今年のプロテストは今月3~6日に行われた2次予選で落選。「テストでは1Wもショットも良かったのですが、気持ちが前に出すぎた」とメンタル面が影響した。落選したばかりで「来年はプロテストを受けるかどうか、まだ決めていない」と心は揺れ動いているが、この日の優勝によってトーナメント出場の道も開けてきた。

 今大会から来年春の大会までの勝者を集めた“プレーオフ”を実施し、その勝者が来年の大東建託・いい部屋ネットレディースの出場権を得られることになった。「ぜったいにプロになりたい」という長田がプロテストに合格した場合、アース・モンダミンカップの本戦出場権も与えられる。今回の優勝は何物にも代えがたい“挑戦権獲得”となった。

 第18回大会はMizkanの特別協賛で、11月29日に兵庫・花屋敷ゴルフ倶楽部よかわコースで開催される。TOP CONNECTの内田雅章社長は「この大会は参加する選手に特別な機会を提供できればと思っている。また参加したいと思える大会にしていきたい」と“選手ファースト”を継続していくことを約束した。

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