岩崎亜久竜アドレス修正で開眼67 11カ月ぶり2勝目へ「目の前の1打に集中したい」

[ 2024年9月13日 17:32 ]

男子ゴルフツアー ANAオープン第2日 ( 2024年9月13日    北海道 札幌GC輪厚C=7066ヤード、パー72 )

岩崎亜久竜
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 4位から出た岩崎亜久竜(26=フリー)が7バーディー、2ボギーの67で回り、通算11アンダーに伸ばし、首位と1打差の2位に浮上した。

 ホールアウトした岩崎は「(ショットが)あまり林に行かなかったのと、パットが凄く良かった」と無邪気な笑顔を見せた。

 前半はいずれも5メートル前後のパットを沈めて4バーディーを積み上げた。11番でエッジから3パット、13番ではアプローチのミスからボギーを叩いたものの、その後はショットが冴えた。

 15番で残り135ヤードからPWでピン30センチにつける会心のバーディー。パー5の17番は右の林に打ち込みながら第2打をグリーン右のバンカーに運び、そこから1・5メートルへ。18番は残り100ヤードのラフから60度のウエッジで2メートルにつけて連続バーディーで締めくくった。

 昨年10月の日本オープンでツアー初優勝を飾った。さらなる飛躍を期した今季は苦戦が続いた。7月の全英オープンは第2日に91を叩き屈辱の予選落ち。しかし8月に入り調子が上がってきた。

 横浜ミナトチャンピオンシップは初日3位で19位。Sansan KBCオーガスタは首位発進しながら16位。2日目以降の安定感が課題だった。
 前週のシンハンドンヘ・オープンは第1ラウンド途中で首痛を発症し棄権した。ただトレーナーに治療を受けて回復しており、プレーに支障はない。

 今大会の練習日には、会場に駆けつけた黒宮幹仁コーチから助言をもらった。「アドレスでハンドダウンになっていたのを直した。それで大分良くなった」。手の位置を意識したことでアイアンの精度が増した。

 11カ月ぶりのツアー2勝目が狙える好位置で決勝ラウンドを迎える。26歳の大器は「まだ2日目なので、目の前の1打に集中して大事に頑張りたい」と気を引き締めた。

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