パリ五輪で生まれた珠玉の言葉「名言を残せなかった」「人生おもしれえっす」「妹の分まで兄が」

[ 2024年8月12日 07:10 ]

<パリ五輪閉会式>入場する旗手の北口とSHIGEKIX
Photo By スポニチ

 パリ五輪の閉会式が11日(日本時間12日)、フランス競技場で行われ、列島に興奮と感動を呼んだ熱戦が幕を閉じた。金20個、メダル総数55個を目標に掲げた日本選手団は金20、銀12、銅13の計45個のメダルを獲得。海外開催最多だった04年アテネの金16個、メダル総数は海外開催最多の16年リオの41個を上回った。

 勝者と敗者が残酷なコントラストを描く夢舞台だが、それぞれが死力を尽くした先には、美しい言葉がある。かつて北島康介が残した「ちょ~気持ちいい」や「なんも言えねえ」のようなキャッチーなものはなかったかもしれない。それでも、成績を問わず残しておきたい言葉がある。

 ▼陸上・北口榛花 「一つ心残りがあるとすれば、名言を残せなかった」

 ▼陸上・田中佑美 「今回の目標が、攻めに攻めに攻める、でした。攻めに攻めに攻めた結果、ハードルにぶつかりました」

 ▼体操・橋本大輝 「いっぱい悔いはあるんですけど、でも、それが次の原動力になる」

 ▼体操・岡慎之助 「おいしいものを食べたいです。二郎系(ラーメン)好きなんで、それは食べたいっすね。あとは寿司とか焼き肉も食べたいです」

 ▼体操・牛奥小羽 「気持ちは5人だったので、凄い強い気持ちで挑めた」

 ▼ブレイキン・SHIGEKIX 「五輪そのものはかけがえのない時間で必要な挑戦だった。ここに立っていない自分より、人としてもダンサーとしても成長できた」

 ▼ブレイキンHIRO10 「(五輪は)あっという間で面白かったです。人生おもしれえっす」

 ▼ブレイキンAMI 「ロスでやってほしかった気持ちはあるけど、五輪が全てではない。私の中でブレイキンは自己表現だしアート」

 ▼スポーツクライミング・安楽宙斗 「圧倒的に負けた。今まで一生懸命やってきたけど、普通に悔しい」

 ▼スケートボード・堀米雄斗 「東京で金を取った時よりパリの金は重く感じる」

 ▼スケートボード・開心那 「過去イチうれしい」

 ▼スケートボード・四十住さくら 「人の失敗は祈りたくない。でも、決勝には行きたいので変な気持ちになっちゃう」

 ▼競泳・鈴木聡美 「男気を出して、自分は男子の選手だと思って周りを追いかけた」

 ▼競泳・池江璃花子 「五輪って楽しい」

 ▼サッカー男子・サッカー細谷真大 「(オフサイドに)マジかよ。ないだろ、と。1つ決めていればもちろん流れは変わっていたのでFWとしてもっと上に行かないといけない」

 ▼馬術・戸本一真 「表彰台からの眺めが信じられないくらい、奇跡に近いと感じている」

 ▼卓球・早田ひな 「金を獲るまで、私は燃え尽きない」

 ▼卓球・張本智和 「正直、(団体)準決勝が終わった時点では最悪の大会と思ったけど、勝てなかったけど、凄くいい大会だった。メダルにはならなかったけど、このチームを凄く誇りに思います」

 ▼レスリング・元木咲良 「レスリングの神様が助けてくれたんだなって思いました」

 ▼レスリング・藤波朱理 「もう最高です。オリンピック最高。レスリング最高。今までやってきて良かったです」

 ▼レスリング・日下尚 「夢を見てるよう。最高に楽しい6分間でした」

 ▼バレーボール女子・古賀紗理那 「今日はキャプテンとかそういうのを考えずに、バレーボールが大好きな古賀紗理那として戦いました」

 ▼バレーボール男子・石川祐希 「負けた、終わった。最後、決めきれなかった責任を感じている」

 ▼バドミントン・東野有紗 「勇大君と出会えて本当に良かった」

 ▼柔道・阿部詩 「オリンピックという舞台で勝ち切れなかった私自身が凄く弱いんだな」

 ▼柔道・阿部一二三 「妹が負けてしまって、僕自身も凄い苦しい一日になったんですけど、妹の分までやっぱり兄が頑張らないとという気持ちで一日、頑張りました」

 ▼近代五種・佐藤大宗 「歴史をつくりました。こんな最高の日は、人生で一度きりじゃないかと思う」

 ▼フェンシング・飯村一輝 「金メダルを枕元に置いて寝てたんですけど、起きた時に見て“本当に金メダルがあるわ~”って」

続きを表示

「羽生結弦」特集記事

「テニス」特集記事

スポーツの2024年8月12日のニュース