【ブレイキン】メダルを逃したSHIGEKIXの「盟友」たちも悔しさあらわ「あのパフォーマンスなら…」

[ 2024年8月11日 15:31 ]

SHIGEKIXも練習していた大阪ミナミのブレイキンの西の聖地「ポンデ広場」でポーズを決めるYUON(右)と(CHAZZ)
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 パリ五輪の新競技・ブレイキン男子でメダルを逃した日本の第一人者・半井重幸(22=ダンサー名・SHIGEKIX、第一生命保険)がかつて練習していたというブレイキン(ブレイクダンス)の西の聖地と言われる大阪・ミナミのポンデ広場。12日、集まったダンサーたちが「残念でした。あのパフォーマンスなら、メダル獲れたでしょ?」と声をそろえて残念がった。

 同広場は「OCAT(大阪シティエアターミナル)」の北側地下1階にあり、半井が子どものころから姉と一緒に訪れて腕を磨いた原点といえる場所。1999年頃からショーウインドウのガラスに全身を映してダンスを練習する若者が増え、同広場があるOCATを運営する「湊町開発センター」の当時の理事の発案で2000年4月にステンレス製の鏡を設置。ブレイクダンスの“聖地”としてダンサーたちがさらに集まるようになった。

 前日11日には、ブレイキン女子でAMIが初代王者に輝いたこともあり、朝早くから20人以上のダンサーが集結して喜びを分かちあった。半井が4位に終わり、この日はダンサーの姿もチラホラ。会社員のダンサー名・YUON(19)は「夜中に起きて朝まで見てました。残念」とガックリ。ブレイキンの大会で「シゲキックスさんと一緒になったことがある」そうで「10月の大会目指して頑張ってます」と高校時代からのブレイクダンスの部活仲間と一緒に練習に励んでいた。

 広場では「OCATダンスチャンピオンシップ」などいくつもの大会が開かれていたが、コロナ禍でイベントはすべて中止に。ようやく10月からミニライブなど音楽イベントを再開。半井が金メダルを獲得していれば「SHIGEKIX杯」の開催プランも浮上していた。

 湊町開発センター総務部・竹内良係長は「中高生から社会人まで幅広い年齢層の方が集まってます。利用されるダンサーさんは皆、マナーもいいし、ゴミも拾ってきれいにしていただいて。苦情もありません。会社としても応援してます」と今後もダンサーをバックアップする構えだ。

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