張本智和 メダルなしでパリ五輪終了「一生かかっても受け止められる結果ではない」も「納得できる部分は」

[ 2024年8月10日 18:03 ]

張本智和(ロイター)

 卓球男子でパリ五輪代表の張本智和(21=智和企画)が10日、自身のインスタグラムを更新。メダルなしに終わったパリ五輪を振り返った。

 男子団体戦の3位決定戦で、日本は開催国・フランスに約3時間に及ぶ死闘の末に2―3で敗れ、銅メダルに届かず4位。16年リオ銀、21年東京五輪銅に続く3大会連続の表彰台はならなかった。エースの張本は混合ダブルス1回戦敗退、シングルス準々決勝敗退でメダルなしでパリの夢舞台を終えた。

 張本は「パリオリンピックが終了しました 3種目に出場し、メダルを獲得することはできませんでした」と投稿。「もちろん悔しいし、現実を受け止めるにはまだ時間が必要です。もしかしたら一生かかっても受け止められる結果ではないのかもしれません。あと1点、あの1点を取っていれば。言い出したらキリがありません」と、やるせなさをつづった。

 一方で「それでもこの3年間の経験、努力、人生、全てをぶつけました。メダルは獲れなくてもそこまでの過程、オリンピックでのパフォーマンスにはある程度納得できる部分はあります。試合をしながら確かに強くなってる、そう思うシーンはたくさんありました」と、ここまでの道のりをかみしめた。

 男子団体の代表メンバーには「そして、戸上と篠塚には感謝しかありません。メダルは獲れなかったけど、3人で最後の1球まで全力で戦ったことは今後の人生のどこかで絶対力になります」とつづり「オリンピックですぐにリベンジとはいかないけど、他の大会で少しずつリベンジしていこう!」とコメント。「混合ダブルスも理想の結果とはいかなかったけど、世界卓球で2回銀メダル獲って、最後の最後までシード争いして第2シードを勝ち取ったことは絶対に意味のあることだと思います」と、手ごたえを記した。

 次の大会に向け「オリンピックが終わっても、またすぐに試合はやってきます。休んでる暇はありません。また今日から次の4年間のスタートです。4年後、メダリストに値する選手になっているために、頑張り続けるしかありません。ここからロサンゼルスまでの4年間、とても長い道のりになると思いますが、どうかまた応援していただけたら幸いです」と前を向き「準決勝後にたくさんの温かい言葉をかけてくださり、本当にありがとうございました。誰かの言葉がここまで支えになり、救われたのは初めてでした。皆さんのおかげで、もう一度3位決定戦を頑張ることができました」とファンに感謝を伝えた。

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