琴桜 改名後初の勝ち越し決める! 2敗対決制した湘南乃海は単独トップに躍り出る

[ 2024年5月22日 17:59 ]

大相撲夏場所11日目 ( 2024年5月22日    両国国技館 )

湘南乃海(右)は宝富士を小手投げで破る(撮影・小海途 良幹)
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 大相撲夏場所は22日、東京・両国国技館で11日目の取組が行われ、大関・琴桜(26=佐渡ヶ嶽部屋)が西前頭5枚目・明生(28=立浪部屋)を上手投げで下し勝ち越しを決めた。この日の取り組みを終え、湘南乃海が2敗と単独トップに躍り出た。

 
 2敗でトップに並ぶ新小結・大の里は過去の対戦でいずれも2度敗れている大関・豊昇龍と対決。下手投げで敗れ、痛恨の3敗目を喫した。

 前日に結びの一番で元大関・高安との一戦に敗れた大関・琴桜は、平幕・明生と激突。土俵際まで追い詰められるも、上手投げで下し、意地を見せた。大関2場所目の今場所、琴ノ若から改名し、先代師匠で偉大な祖父のしこ名である琴櫻を襲名。改名後初の勝ち越しとなった。

 注目の2敗対決となった平幕・湘南乃海と平幕・宝富士の一戦は、湘南乃海に軍配が挙がった。小手投げで下し、9勝目を飾った。

 復帰3日目の高安は連日の勢いそのまま平幕・熱海富士を寄り切りで下し白星を決め、存在感を示した。

 11日目を終え、首位を走るのは2敗の湘南乃海ただ1人となった。

 今場所は3年ぶり三役復帰の朝乃山と春場所で110年ぶりの新入幕優勝を成し遂げた尊富士が初日から休場。2日目から横綱・照ノ富士と大関・貴景勝、3日目から高安、7日目には大関・霧島と関脇・若元春が休場し、三役以上9人のうち5人が不在の異常事態となった。高安は9日目の20日から再出場するも、11日目からは再入幕の水戸龍の休場が発表された。

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