植竹希望 休養前最後の一戦 24日に右股関節唇損傷の手術へ「46歳くらいまで現役で」

[ 2024年4月11日 14:57 ]

<KKT杯バンテリンレディスプロアマ>繰り返しパット練習する植竹(撮影・岡田 丈靖)
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 女子ゴルフのKKT杯バンテリン・レディースは12日から3日間、熊本県の熊本空港CC(6518ヤード、パー72)で開催される。

 右股関節唇損傷の手術を受けることを発表した、植竹希望(25=サーフビバレッジ)は長期休養前最後の一戦を迎える。

 今月6日に自身のインスタグラムで長期休養に入ることを発表。股関節の内側にある受け皿部分の股関節唇が現在は割れている状態で、今月24日に内視鏡手術を行うという。

 約2年半前から、腰痛や腰の違和感に悩まされており、今オフに医学療法士による精密検査を受けて病名が判明。「もう数年前から椅子に座り続けるのがしんどいことが多かった」と振り返る。今週は患部にヒアルロン酸注射を打ちながら、満身創痍の状態で臨む。

 25歳で手術を決断したのには理由があった。「私は46歳くらいまで現役でやり続けるというのが目標。あと20年やるとしたら、この10年以内には手術することを考えないといけないとお医者様にも言われていた」。35歳の時に手術をすることも考えたが、「モチベーションを保てる自信がないと思って、若いうちにやった方が回復も早い」と先延ばしせずに手術を受けることを決断した。

 22年にこの大会で初優勝を挙げるも、昨年は34試合に出場し17試合で予選落ち。「痛くないように振っちゃう。元々振れていたものが振れなくなった」と体幹が使えなくなった影響でスイングフォームが崩れ、1Wの平均飛距離は20ヤードほど落ちたという。23年シーズンはメルセデスランク97位でシード喪失と苦しい一年となった。

 ツアー18勝のベテラン大山志保が幼少期からの憧れ。肩、肘、首と故障に悩まされながらも何度も復活する姿を目に焼き付けてきた。発表後には、大山から「完ぺきに治してください」と背中を押されたという。22年に初優勝した思い出の大会で迎える、休養前最後の一戦。「あんまこんなこと言ったらあれなんですけど…優勝したら公傷制度が使えると思うので、それを目標に頑張ります」と清々しい表情を浮かべる。憧れの大山と同じように、不屈の精神で何度も立ち上がる。

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