元横綱・曙太郎さん死去 54歳 心不全 外国人力士初横綱として人気、プロレスラーとしても活躍

[ 2024年4月11日 10:43 ]

曙太郎さん
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 プロレスラーとしても活躍した元横綱の曙太郎(本名=チャド・ジョージ・ハヘオ・ローウェン)さんが、心不全で死去したことが11日に分かった。54歳。告別式は家族のみで執り行われた。

 曙さんは1969年5月8日生まれ、アメリカ・ハワイオワフ島出身。花田虎上、貴乃花ら「花の六三組」として1988年3月場所で初土俵を踏み、90年9月場所で新入幕。93年1月場所で13勝2敗で優勝し横綱に推挙され、3月場所で外国人力士初となる第64代横綱として土俵を踏んだ。幕内優勝11回。横綱在位中の1996年4月に日本国籍を取得。2001年1月場所で引退し、03年にK-1出場を表明。プロレスラーとしても活躍した。

 ◇曙太郎(あけぼの・たろう=旧名ローウェン・チャド・ジョージ・ハヘオ)。1969年5月8日、米国ハワイ州オアフ島生まれ。ハワイ出身の東関親方(元関脇・高見山)に見出されて東関部屋に入門。初土俵は元横綱・3代目若乃花、元横綱・貴乃花の「若貴兄弟」や元大関・魁皇と同じ88年春場所。90年春場所に十両に昇進し史上6人目の外国人関取に。同年秋場所で新入幕。92年夏場所で13勝を挙げ初優勝し、大関に昇進。92年九州、翌93年初場所と連続優勝して史上初の外国出身横綱となる。96年4月に日本国籍を取得。晩年は膝のケガに悩まされ01年1月に引退。優勝11回、殊勲賞4回、敢闘賞2回、幕内通算成績は566勝198敗181休。03年11月に相撲協会を退職し、K―1に電撃移籍。同年大みそかのボブ・サップ戦で格闘技デビュー。05年にプロレス転向。16年4月に馬場元子さんの支援を受け「王道」を旗揚げした。

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