【逸ノ城断髪式】水戸龍「これからも会うよ。仲間だから」モンゴルから一緒に来日した同級生の絆

[ 2024年2月11日 23:04 ]

<逸ノ城断髪式>はさみを入れる水戸龍(撮影・沢田 明徳)
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 昨年夏場所前に現役を引退した大相撲の元関脇・逸ノ城(30)の断髪式が11日、都内のホテルで行われ、角界や母校・鳥取城北高の関係者ら約400人がはさみを入れて大銀杏との別れを惜しんだ。

 鳥取城北高出身力士では、1学年先輩の幕内・美ノ海(30=木瀬部屋)、同級生の十両・水戸龍(29=錦戸部屋)、1学年後輩の幕下・貴健斗(27=常盤山部屋)らが出席。中でも水戸龍は、はさみを入れた後に壇上で10秒近く逸ノ城と言葉を交わした。

 水戸龍と逸ノ城は、照ノ富士とともに2010年春にモンゴルから同じ飛行機で来日してきた盟友。22年名古屋場所では逸ノ城が照ノ富士との優勝争いを制して賜杯を抱き、水戸龍が十両上位で勝ち越して新入幕を決めた。昨年5月に逸ノ城が突然引退を発表した時は事前に知らされておらず心配していたが、その後は連絡を取り合い何度か会っているという。

 水戸龍はこの日「もう少し現役でいてほしかったな」と逸ノ城に労いの言葉を掛けた。志半ばで相撲界を去った親友を思いやり「複雑な気持ちでしたよ…」と正直な心境を述べた。今後も日本に残る逸ノ城とは定期的に会う予定という。「これからも会うよ。仲間だから」。2人の絆は永遠のようだ。

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