星野陸也が日本人4人目の快挙!欧州ツアー初優勝「最後ちょっとシビれた」3差に11人の大混戦制した

[ 2024年2月11日 22:16 ]

優勝トロフィーを抱えて笑顔の星野(ゲッティ=共同)
Photo By ゲッティ イメージズ

 欧州男子ツアーのカタール・マスターズは11日、カタールのドーハGC(7532ヤード、パー72)で最終ラウンドが行われ、首位タイから出た星野陸也(27=興和)が6バーディー、2ボギーの68で回り、通算14アンダー、274で初優勝を果たした。日本勢では青木功、松山英樹、久常涼に続く4人目の快挙となった。

 3打差に11人がひしめく大混戦の中、首位で出た星野は2番で1メートルにつけて早々にバーディー。その後、4番でボギーを叩いたものの、5、6番で連続バーディーを奪うなど前半は1打差をつけて折り返した。後半は14番で並ばれたが、短い16番パー4でバーディーを取ると、そこから後続を振り切った。

 星野は激闘を制し「まずはこの素晴らしい大会で優勝することができて凄くうれしいです。昨シーズンのオーストラリア2戦で悔しい2位だったので、ここで優勝することができて本当にうれしいです」と笑顔。緊張していたか問われると「緊張はしていたけれど、楽しむことを一番意識して。最後ちょっとシビれてしまったんですけど、本当に良かったです」と素直な心境を明かした。

 プレーについては「最終ホールのティーショットと…、最終ホール全ショット全部シビれて。最後のパーパットも心臓の音が聞こえるくらい緊張したんですけど、良かったです」と最もシビれたショットを回想。日本にいる家族や友人に向け「たくさんの方に支えられてこの舞台に来れていますし、たくさんの方に感謝しかないですね」と日本人4人目の快挙に晴れやかな表情を見せた。

 星野は22年の国内ツアー賞金ランク2位の資格で、23年から欧州ツアーに本格参戦した。大きな刺激を受けたのは昨年9月、フランス・オープンでの久常の優勝。自身は予選落ちしたが、現地に残り最終日の日本人3人目となった快挙を目に焼き付けた。「すげえな、と思いました。自分も欧州の戦い方も分かってきたので、早く欧州で優勝できるように頑張りたい」と誓いを新たにした。

 賞金シードを確保して臨んだ今季は開幕戦から2戦連続2位と好調をキープ。特に2戦目のISPSハンダ・オーストラリア・オープンではプレーオフで敗れていただけに、ついに悲願達成となった。 

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