照ノ富士 4場所ぶり復活優勝!琴ノ若との決定戦制して9度目賜杯「最近優勝するたび久しぶりなので…」

[ 2024年1月28日 17:35 ]

<大相撲初場所千秋楽>八角理事長(右)から賜杯を受け取る照ノ富士(撮影・木村 揚輔)
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 大相撲初場所は28日、東京・両国国技館で千秋楽の取組が行われ、横綱・照ノ富士(32=伊勢ケ浜部屋)が関脇・琴ノ若(26=佐渡ケ嶽部屋)との優勝決定戦を制して4場所ぶり9度目の優勝を決めた。照ノ富士はこれまで唯一優勝していなかった初場所を制し、“全6場所制覇”を達成した。

 本割では綱獲りに挑む霧島に寄り切りで勝利。過去10勝0敗の“お得意様”を一蹴し、綱の貫禄を示した。13勝2敗での優勝決定戦では、琴ノ若との真っ向勝負を寄り切りで制し、2場所連続全休明けながらさすがの強さを見せた。

 場内での優勝インタビューでは「素直にうれしく思います」と第一声。インタビューアーから「久々に抱く賜杯の感触はいかがでしたか?」と聞かれると、「最近優勝するたび久しぶりなので、もう慣れてきました」とユーモアたっぷりに返した。本割、決定戦と2連勝で優勝を決めたが、「来る前から最低3番取る気持ちで足運んで来たので2番で終わらせてよかったです」と話して場内を沸かせた。

 昨年は7月の名古屋場所を腰椎椎間板ヘルニアなどで途中休場。以降2場所は全休、後に腰の骨の一部が折れていたと明かし、完治に1年以上かかるとの診断だった。

 覚悟を決めて臨んだ今場所は2日目に若元春に初金星を許すと7日目には正代に敗れて2敗目を喫したが、その後は8連勝。「いい時に比べたらまだ程遠い感じ」と腰に爆弾を抱えながらも尻上がりに調子を上げ、兄弟子・日馬富士らに並び15位タイとなる9度目の賜杯を手にした。

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