戸上隼輔　8度のマッチポイント生かせず「冷静さに欠けていた」　張本智和との死闘「一生忘れない試合に」

卓球・全日本選手権最終日 （ 2024年1月28日    東京体育館 ）

＜卓球全日本選手権最終日＞男子シングルス決勝、試合を終え戸上隼輔（右）は張本智和と抱き合う（撮影・小海途　良幹）
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　男子シングルス決勝で、戸上隼輔（明大）が張本智和（智和企画）にフルゲームの末に敗れ、史上7人目の3連覇を逃した。

　計8度マッチポイントを握りながら、痛恨の逆転負け。「8度のマッチポイントがあったけど、冷静さに欠けていた。自分の狙いが定まらずにプレーしてしまった」と振り返った。

　既にパリ五輪シングルス代表は確定済み。「五輪イヤーの特別な年に全日本の決勝で対戦して、一生忘れない試合になった。（張本は）やっているごとに強くなっていると感じている。自分も離されないようにしたい。半年後の五輪に向けて切磋琢磨していきたい」と力を込めた。