異色の経歴・深沢大和がパリ派遣標準記突破2位 200メートル平泳ぎ 東急駅員から競技に専念

[ 2024年1月22日 04:45 ]

競泳北島康介杯最終日 ( 2024年1月21日    東京アクアティクスセンター )

男子200メートル平泳ぎ決勝を終え、渡辺一平(左)と健闘をたたえ合う深沢大和
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 男子200メートル平泳ぎは渡辺一平(26=トヨタ自動車)が2分7秒02で優勝し、深沢大和(23=東急)が自己ベストを更新する2分7秒98で2位に入った。男子100メートルバタフライは松元克央(26=ミツウロコ)が51秒28で制覇。女子200メートル個人メドレーは大橋悠依(28=イトマン東進)が2分10秒71で制し、400メートルとの2冠を達成した。

 男子200メートル平泳ぎで深沢が2位に食い込んだ。3月のパリ五輪代表選考会に向けた強化期間。調整せずに臨んだレースで派遣標準記録2分8秒48も突破した。

 昨春に慶大を卒業し、東急に就職。田園調布駅で駅員を務めた異色の経歴を持つ。都市開発を希望して入社したが、五輪への夢を諦めきれずに仕事と並行して競技を続けてきた。

 会社側に直談判し、昨年10月から競技に専念。「パリ五輪に行けなかったら競技専念は選考会まで。五輪代表に入りたい」と力を込めた。

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