51歳・葛西紀明 4季ぶりW杯グイッ 130メートル越え連発 札幌大会予選メンバー入り決めた

[ 2024年1月22日 04:40 ]

ノルディックスキー ジャンプ男子STV杯 ( 2024年1月21日    札幌市・大倉山ジャンプ競技場 )

札幌の街並みに向かって132・5メートルを飛んだ葛西の1回目の飛躍(撮影・高橋 茂夫)
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 W杯下部のコンチネンタル杯(ヒルサイズ137メートル)を兼ねて行われ、51歳の葛西紀明(土屋ホーム)が132・5メートル、130・5メートルの合計238・2点で日本勢最高の11位となった。続けて行われたコンチネンタル杯では21位だったが、W杯札幌大会(2月17、18日)の選考基準を満たし、メンバー入りを決めた。

 レジェンドが130メートル越えを連発し、前日のHTB杯9位に続いて日本勢最高となる11位に食い込んだ。続くコンチネンタル杯2戦目は21位も、W杯札幌大会の開催国枠(4人)での予選メンバー入りを決め「世界と戦うには調子を上げ、まずは(W杯で)予選を突破したい」。選考は21日までのコンチネンタル杯総合ランキング日本勢上位3人で、葛西は32位のトップだった。

 20年2月の札幌大会を最後にW杯から遠ざかる葛西は、今季復調の兆しを見せる。女子W杯で活躍する愛弟子・伊藤有希(土屋ホーム)の飛躍を見て復調のきっかけをつかみ「(若手には)はい上がってくるまで待っている」と笑う。

 昨年1月のW杯札幌大会は、体調不良者の欠場で急きょ予選にエントリーも僅差で本戦進出を逃した。予選を突破すれば自身が持つW杯個人最多569試合出場のギネス世界記録更新となる。「(今年は)期待に応えたい。予選通過の自信はある」と4季ぶりのW杯出場を狙う。

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