【二所ノ関親方 真眼】“格上”に強い翔猿 大関・霧島の覇気奪った

[ 2024年1月22日 04:30 ]

大相撲初場所8日目 ( 2024年1月21日    両国国技館 )

霧島を押し出しで破る翔猿(撮影・沢田 明徳)
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 翔猿という力士は相手の番付が上がれば上がるほど輝く存在だと痛感しました。大関・霧島戦。くせ者の本領発揮の一番でした。

 土俵下から見ていて、あれ?このタイミングで立つの?とあっけに取られてしまいました。霧島の立ち合いです。いつもの厳しい立ち合いでなくふわっと立った。何か体内の「覇気」が奪われたかのように圧力も活力もなく、防戦一方で土俵を割りました。

 翔猿の闘争心というか「気」が凄く、私のところまでビンビンに伝わってきました。小さい体で上位に定着している力士だけにインサイドワークはさすがです。怒らせたり、気を緩ませたりの心理戦。私も現役時代にいろんな人と対戦してきましたが、これほど特異なタイプは初めてです。

 霧島は一度待ったを入れてタイミングを外した方が良かったと思います。痛い1敗ですが、まだ優勝の可能性が消えたわけではありません。改めて自分が土俵を支配するという気持ちを持って後半に臨んでほしいものです。(元横綱・稀勢の里)

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