【選抜女子駅伝北九州大会】神村学園が大会新で連覇 アンカー瀬戸口「達成感があった」

[ 2024年1月22日 06:00 ]

選抜女子駅伝北九州大会 ( 2024年1月21日    北九州市・小倉城歴史の道発着の27・2キロ 、一般5区間、高校6区間 )

高校の部で優勝した神村学園の選手たち。小倉城を背に笑顔でポーズ(左から)1区・黒神、2区・カリバカロライン、3区・野口、4区・堂園、5区・小倉、6区・瀬戸口(撮影・岡田 丈靖)
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 高校No・1の実力を見せつけた。高校(6区間)と実業団含む一般の選手(5区間)が同じコースを走り、高校の部は昨年12月の全国高校駅伝で日本一になった神村学園(鹿児島)が、全体でもトップとなる1時間27分54秒の大会新で2年連続5度目の優勝を飾った。アンカーの瀬戸口凜(1年)が区間賞の走りで後続の追い上げを封じた。

 神村学園の最終6区を託された瀬戸口に焦りの表情はなかった。3区から5区まで立命館宇治が区間賞を獲得し、最大42秒あった差は14秒。タスキを受けた際に後続の選手の姿が目に入ったことで、より気合が入った。

 「ここで逃げ切れたら自分の中で一歩成長できるから頑張ろう。自分との勝負」。前半で差を詰められるも、最後は25秒の差をつけて連覇を達成。一般の部も抑えての優勝となった。母・麻美さんはOGで02年全国高校駅伝準優勝メンバーでもある瀬戸口は、昨年12月の全国高校駅伝1区で区間13位だったが、この日は最終区で躍動。「逃げ切れた達成感があって。アンカーも楽しい」と笑顔を見せた。

 流れをつくったのは唯一の3年で2区のカロラインだった。全国高校駅伝ではアンカーとして1分20秒差を逆転して優勝に貢献した。今大会は3・8キロ区間の目標タイムを11分50秒に設定。12人抜きの快走で、11分04秒の区間新をマークした。ともに1年だった3区・野口、4区・堂園が区間2位。5区の小倉(2年)も同4位と下級生も奮闘した。連覇にカロラインは「泣いてました」と喜んだ。

 新チームは全国高校駅伝2連覇に向けて突き進む。瀬戸口は「みんなで競い合って今年以上に成長できるように」と誓った。 (杉浦 友樹)

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