宇野昌磨 納得の準優勝「自分ができる最善尽くした」 フリー&合計点で胸張る今季自己最高

[ 2023年12月10日 04:40 ]

フィギュアスケートグランプリ(GP)ファイナル最終日 ( 2023年12月9日    中国・北京 )

男子フリー、演技をする宇野昌磨(撮影・小海途 良幹)
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 男子は前回覇者の宇野昌磨(25=トヨタ自動車)がSP、フリーともに2位の合計297・34点で2位。イリア・マリニン(19=米国)がSP、フリーともに1位となり、世界歴代3位の314・66点で初の頂点に立った。

 演技後、宇野は少し笑みを浮かべた。「自分ができる最善を尽くした」。トリプルアクセルの回転が抜け、4回転フリップとトーループは回転不足の判定。スピンでレベルの取りこぼしもあったが、フリー、合計点とも今季自己ベスト。7日のSPを含め「今できるベストを出した」と胸を張った。

 準優勝だったNHK杯では、フリーの採点に疑問を呈した。その晩、ランビエル・コーチも採点に失望。涙を流しながらファイナル欠場を提案したという。それでも「自分の一番身近な人たちに満足してもらえるかを大切にしたい」と言う世界王者は、自分の演技が正しいと証明したかった。フリーの演技点はSPに続き全体トップの93・37点。連覇はならなかったが、今季テーマの表現力は確かに進化している。

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