宇野昌磨「ステファンにとって良い存在でいたい」GPファイナル経て見えた方向性

[ 2023年12月10日 21:00 ]

<グランプリファイナル・エキシビション>演技をする宇野昌磨(撮影・小海途 良幹)
Photo By スポニチ

 フィギュアスケートGPファイナルの一夜明け取材が10日、中国・北京で行われた。男子で準優勝の宇野昌磨(トヨタ自動車)は「落ち込む内容でも結果でもなかった」と大会を振り返った。

 イリア・マリニン(米国)、鍵山優真(オリエンタルバイオ・中京大)らとハイレベルな争いを繰り広げ、目指す方向性も分かってきた。一番近くで支えてくれるステファン・ランビエル・コーチが「何を求めるのか。結果なのか、スケートの表現なのかジャンプなのか分からないですけど、どの選択でもそれに応えられる練習をしていこうと今は思っている」と話した。

 ランビエル・コーチの包み込むような人柄にほれ込んでおり「彼に何回も救われている。僕もステファンにとって良い存在でいたい」とし「自分が明確に何を目標にスケートをしていこうというのが決まっていなかった。そこが明確になった」とも語った。

 初優勝したマリニンについては「今後1強になることは間違いない」と認めつつも、高め合う存在として「やりがいがある。一緒に引っ張っていければ」と言う。「年が増すごとに勝てなくなることは事実なんで、今年(今季)は頑張ります。まず全日本。頑張ります」と独特の表現で気持ちを切り替えた。

続きを表示

この記事のフォト

「羽生結弦」特集記事

「テニス」特集記事

2023年12月10日のニュース