NHK杯制覇の鍵山優真「やっちゃった…」から「凄くホッと」不安のち笑顔

[ 2023年11月25日 23:19 ]

フィギュアスケートGPシリーズ第6戦NHK杯最終日 ( 2023年11月25日    大阪・東和薬品ラクタブドーム )

<NHK杯第2日>コストナー・コーチ(左)と笑顔で並ぶ鍵山優真(撮影・小海途 良幹)
Photo By スポニチ

 男子は、22年北京五輪銀メダルの鍵山優真(オリエンタルバイオ・中京大)が今季世界最高点を出したSPに続いてフリーでも圧巻の演技を披露し182・88点を出し、今季自己最高となる合計288・39点で制した。変則開催だった20年大会以来3年ぶり2度目の優勝。12月のファイナル(北京)出場権も獲得した。

 トリプルアクセルでの転倒もあり、演技直後は「やっちゃった…」と天を仰いだ。自力でのファイナル切符は優勝が条件だったため、キス&クライでは浮かない表情。「ファイナルどうかなっていう思いが強かった」と状況を振り返り「合計得点が表示された時は、最初はちょっと分からなかったんですけど、順位見たときに1位だったので凄くホッとしました」と笑顔で振り返った。

 冒頭の4回転サルコーで出来栄え評価(GOE)4・30点の加点を引き出し、今季から師事するカロリーナ・コストナー・コーチと鍛えてきた表現面もレベルアップ。「気持ち的に不安という要素が一切ない。ジャンプだったり表現に意識できている」と充実の表情で「こうやってまたレベルの高い試合ができて楽しかった。この気持ち忘れないで、高めていきたい」と話した。

 2年前は中止となったGPファイナルに初めて挑む。「新たに得られたものたくさんある。しっかり意識して練習したい。もっともっと良い演技したい」と前向きに語り「狙えるところはしっかり狙っていきたい」と決意を込めた。

続きを表示

この記事のフォト

「羽生結弦」特集記事

「テニス」特集記事

2023年11月25日のニュース