NHK杯2位の宇野昌磨「試合に出る意味を揺らがせられる」回転不足判定連発に持論

[ 2023年11月25日 23:10 ]

フィギュアスケートGPシリーズ第6戦NHK杯最終日 ( 2023年11月25日    大阪・東和薬品ラクタブドーム )

<NHK杯第2日>試合後の会見でポーズを決める(左から)宇野昌磨、鍵山優真、ルーカス・ブリッチギー(撮影・小海途 良幹)
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 男子では、世界選手権2連覇中でSP2位につけていた宇野昌磨(トヨタ自動車)がフリートップの186・35点、合計286・55点で準優勝を飾った。フリー、合計点とも今季自己最高で12月のファイナル(北京)出場を決めた。

 宇野はループ、フリップ、トーループ2本の4回転計3種4本を着氷。だが、その4本とも回転不足の判定を受け、優勝した鍵山にわずか1・84点およばなかった。「ステファン(ランビエル・コーチ)も喜んでいましたし、良い演技だった」と振り返りつつも「どうでした?結構奇麗だなと思ったんですけど。結構厳しかったと感じます」と率直に振り返った。

 「今日のジャンプ以上を練習でもできる気がしない。もしこれが今後の基準になるならOKだと思う。ただ、この基準になるなら、これが僕の限界で。これ以上、僕に先はないなと思わされる試合だった」とも吐露し、「自分の気持ちを言うなら、試合に出る意味をちょっと揺らがせられるような試合だった。僕の意見なので、点数が、ルールが、というつもりはないです」と持論を語った。

 「跳んだ4回転全部(回転不足を)取られた。これは無理だなと。僕には、これを改善することは…。失敗したジャンプで取られるのはアレですけど、自分にとって厳しいものだったなと思いました」とし、「僕が出たくなければ出なければ良いじゃんと言うのがみんなの極論だと思いますし。(ルールを)どんなふうの方向性にしたいのか、興味で聞いてみたい気がします」と話した。

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