幕内最小兵・1メートル73の翔猿が最長身2メートル4の北青鵬に初対戦で「考えたとおり」作戦勝ち

[ 2023年11月25日 06:16 ]

大相撲九州場所13日目 ( 2023年11月24日    福岡国際センター )

送り出しで北青鵬(右)を破る翔猿 (撮影・成瀬 徹)
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 西前頭3枚目の翔猿(31=追手風部屋)が北青鵬を下して6勝7敗とした。

 翔猿は幕内で最も背の低い1メートル73。対する北青鵬は現役最長身の2メートル4。31センチ差の対戦は、最小兵の翔猿に軍配が上がった。立ち合いもろ手突きで距離を取ってから左に動いて相手の右腕を手繰って後ろについて送り出し。小よく大を制して場内を沸かせた。

 翔猿は、北青鵬が新入幕した頃から対戦を望んでいた。普段から技とスピードで大きな相手を翻弄している翔猿だが、ここまで身長差のある相手と相撲を取るのは初めて。「デカいね。おかしい(笑)」というほど、土俵上で向き合うとその大きさは想像以上だったようだ。

 「つかまってはいけないなと。考えたとおり取れた」と狙い通りの勝利。「宇良関の相撲を勉強した」と、同学年の同じ小兵の相撲からヒントを得た。

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