蝉川泰果　逆転賞金王へ3差4位発進　パー5全てでスコアを伸ばし「イメージも凄くいい感じで出ていた」

男子ゴルフツアー　カシオ・ワールドオープン第1日 （ 2023年11月23日    Kochi黒潮CC＝7335ヤード、パー72 ）

4位発進の蝉川泰果
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　蝉川泰果（22＝フリー）が1イーグル、5バーディー、1ボギーの66をマークし、6アンダーで4位と好スタートを切った。今大会を含めて国内男子ツアーは残すところ2戦。賞金ランク3位から逆転で賞金王の座を狙う。ルーキーの宇喜多飛翔（つばさ、22＝大阪学院大）が63で回り、9アンダーで首位発進を決めた。

　広いコースで気持ちよく1Wを振り抜いた。この日のドライビングディスタンスは315・50ヤードで全体3位。蝉川はインスタートの5番パー5で13メートルのイーグルパットを沈めるなど、4つのパー5全てでスコアを伸ばした。

　「いいプレーができた。久々に結構振れるなというか、イメージも凄くいい感じで出ていたので、そのあたりが良かった」

　現在賞金ランク3位でトップとは約5190万円差。今大会でランク首位の中島を上回り、なおかつ単独3位以上に入れば、最終戦の結果次第で逆転賞金王の可能性は残されているが、「リーダーボードを凄い見たりはしたけど、可能性は低いのでまずは自分のプレーを」と自らに言い聞かせた。

　シーズンもクライマックスに突入し、優勝への思いは強くなる。「どの試合も勝ちたい。優勝争いを経験して経験値を上げていくしかない」。4月の関西オープン以来となるプロ2勝目へ。蝉川は逆転賞金王の道を切り開く。