前週シニアメジャーVの藤田寛之　予選ラウンド同組の前田光史朗とは“31歳差”「そう考えると恐ろしい」

藤田寛之（撮影・福永稔彦）
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　男子ゴルフのパナソニック・オープン（賞金総額1億円、優勝賞金2800万円）は21日から4日間、兵庫県・小野東洋GC（7113ヤード、パー72）で開催される。前週の日本シニアオープンで優勝した、藤田寛之（54＝葛城GC）は「先週もショットの方は良くなかったんですけど、ショートゲームでなんとか繋いできてっていう感じだった。ただ、先週とはステージが違うので、また若い人たちに揉まれたいなと思います」と笑顔で意気込んだ。

　ツアー通算18勝を誇り、12年に賞金王に輝いたベテランは、20年8月のマルハンカップ太平洋クラブシニアでシニアデビュー。前週の日本シニアオープンではシニアメジャー初勝利を飾った。レギュラーツアーは、8月の横浜ミナト　Championship以来の参戦。今季は、ここまで5試合に出場し、2試合で予選通過している。
　この日は、プロアマ戦などで調整。前日には同じ芹沢信雄門下で、シニアオープンでも優勝争いを繰り広げた宮本勝昌（50＝シーミュージック）と焼肉屋で祝勝会を行い、英気を養った。

　蝉川、中島、金谷ら若手の台頭が目覚ましい男子ゴルフ界。予選ラウンドは、前田光史朗（23＝フリー）、宋永漢（ソン・ヨンハン、32＝韓国）と同組で回る。「（前田くんとは）30歳違うんでね。30歳って自分と青木功さんくらいなので、そう考えると恐ろしい（笑）」と話すベテランは熟練の技を駆使し、4月の中日クラウンズ以来の予選通過を目指す。