熱海富士、役力士初挑戦で豪快上手投げ!1敗で単独首位キープ 高安敗れて2敗消えた 貴景勝カド番脱出

[ 2023年9月20日 17:57 ]

<大相撲秋場所11日目>上手投げで翔猿を破る熱海富士(左)(撮影・西海健太郎)
Photo By スポニチ

 大相撲秋場所は20日、東京・両国国技館で11日目の取組を行い、東前頭15枚目の熱海富士(21=伊勢ケ浜部屋)が小結・翔猿(31=追手風部屋)に上手投げで勝って10勝1敗とし、優勝争い単独トップの座を守った。2敗で追っていた東前頭7枚目・高安(33=田子ノ浦部屋)は関脇・大栄翔(29=追手風部屋)に押し出しで敗れて3敗に後退。大関・貴景勝(27=常盤山部屋)は関脇・若元春(29=荒汐部屋)を押し倒しで下して勝ち越しを決め、カド番を脱出した。11日目を終えて1敗が熱海富士、3敗は貴景勝、高安、剣翔となった。

 前日に1敗で並んでいた元大関の高安を吹っ飛ばして押し倒しで破って単独トップに立った熱海富士は、この日は初めて幕内後半の土俵に登場。役力士との初対決で素早く左上手を取ると。豪快に翔猿を投げ飛ばして土俵に叩きつけてみせた。5場所ぶり再入幕の21歳の快進撃に館内は大盛り上がりだった。

 カド番の大関・霧島は関脇・琴ノ若を寄り切りで下して7勝目を挙げ、勝ち越しへ王手。新大関の豊昇龍は隆の勝との物言いがついた一番を小手投げで制し、5勝6敗とした。

 北勝富士と剣翔の3敗対決は、剣翔が勝って2場所ぶりの勝ち越し。終始動いて攻める埼玉栄高の後輩をはたき込みで下し、8勝3敗で優勝争いに残った。前日まで3敗だった平幕の阿武咲は妙義龍に上手投げで、遠藤は豪ノ山に押し倒しでそれぞれ敗れて4敗に後退した。

 元大関の朝乃山は入幕2場所目の新鋭・湘南乃海を寄せ付けず寄り切りで完勝。6勝5敗と白星を先行させた。

続きを表示

この記事のフォト

「羽生結弦」特集記事

「テニス」特集記事

2023年9月20日のニュース