立命大、箱根駅伝予選会で13位以内目指す 本戦出場へ「可能性はなくはない。狙っていきたい」

[ 2023年9月20日 12:48 ]

駅伝シーズンへ意気込む立命大男子陸上部の(左から)大森、山崎、中田
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 第100回箱根駅伝の予選会(10月14日)に出場する立命大の男子陸上部が20日、滋賀・草津市内の同大学で取材に応じた。

 予選会への参加が全国に門戸が開放され、いち早く関西から参加の意志を示した立命大。選手主導でミーティングを重ね、今年2月に参加を決めた。予選会は10~12人がハーフマラソン(21・0975キロメートル)を走って各校上位10人の合計タイムで競われる中、今夏は合宿などで例年以上に走り込んだ。

 今回は第100回の記念大会となるため、出場枠は3校増の23大学で実施される。既にシード権を得ている10校に加え、予選会で出場権を獲得できる大学は10校から13校に増加した。

 「例年の10校だと現実的には、ほぼ(可能性は)ないと言いますか…。13校になると、かなり厳しいけど、可能性はなくはないと感じている。全員がバチッと走ることが大前提ですけど、狙えないことはない。しっかりとチャレンジした上で狙っていきたい」

 そう語ったのは、早大出身の田中裕介コーチ。10月9日に行われる出雲全日本大学選抜駅伝にも出場するため中4日の過密日程となるが、大森駿斗(3年=智弁学園奈良カレッジ)、中田千太郎(3年=智弁学園奈良カレッジ)、山崎皓太(3年=洛南)の3本柱を軸に選手たちは意気込んでいる。大森は言う。

 「中心となる選手がしっかり走ることも大事ですけど、箱根の予選会に関しては、7~10番手の選手が自分の力を出して、少しでも上のタイムでゴールすること。それが予選突破につながるんじゃないかなと思っています」

 新たな目標が生まれたことで選手たちは意欲的に長い距離の練習メニューもこなしている。入学時に入部基準のタイムを満たしておらず、同好会を経て昨年11月に陸上部へと入部した尾上陽人(2年=旭野)もその1人だ。

 「自分が関われるような場所とは思っていなかったので、まさか関われるとは…と。関東の大学の選手が人生を懸けて戦いにくる場所。関東の人たちに食らいついて、最後に競り勝って、自分のやってきたことを出せるようにしたい」
 立命大は出雲駅伝と全日本駅伝の入賞、そして箱根駅伝の本戦出場を目標に掲げている。

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