【ムロオ関西大学ラグビー17日開幕】同大復活のために、プロップ山本が先頭に立つ

ラストシーズンへと意気込む同大の山本
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　ムロオ関西大学ラグビーAリーグは17日に開幕する。今回は全8大学の現状を紹介する一方で、27年のW杯オーストラリア大会、31年のアメリカ大会を狙える若き逸材に焦点を当てる。

　名門復活へ、プロップ山本敦輝主将（4年＝常翔学園）が同大を束ねている。今夏の菅平合宿は練習試合で思うような結果を残せず、早大には12―70で大敗。だが、先頭に立つ背番号1は「うまくいかなかった部分があったけど、逆に言えば、開幕前に課題が見つかった」と前を見据える。

　常翔学園で高校日本代表に選ばれ「代表はずっと遠い存在だったけど、高校の頃に近づいた感じがした」。同大で1年から出場を重ねる中、同じポジションの日本代表PR稲垣に感化された。自らを追い込むトレーニング動画を見て「めちゃくちゃハードな練習を自分で考えてやっている。そのメンタルに驚いた」という。

　覚悟を持って臨むラストシーズン。昨季は関西3位、大学選手権では帝京大に0―50で敗れた。「“帝京を倒すために何をしないといけないか”を考えてやってきた」。持ち味のアタッキングラグビーを第1列で支え、8季ぶりの関西制覇はもちろん、日本一を目指して戦う。　（西海　康平）