【バスケW杯】ヨキッチ不在も強さ見せて2大会ぶり決勝狙うセルビアVS圧倒的攻撃力の優勝候補カナダ

バスケットボール男子W杯準決勝   セルビアーカナダ （ 2023年9月8日    フィリピン・モール・オブ・アジア・アリーナ ）

カナダのシェイ・ギルジャス・アレキサンダーとセルビアのボクダン・ボグダノビッチ（右）（AP）
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　バスケットボール男子W杯準決勝が8日フィリピンのモール・オブ・アジア・アリーナで行われる。準決勝は米国（世界ランキング2位）―ドイツ（同11位）、セルビア（同6位）―カナダ（同15位）という組み合わせとなった。

　前大会4強（スペイン、アルゼンチン、フランス、オーストラリア）不在となった今大会のベスト8。

　準決勝進出一番乗りはセルビアだった。今大会はNBAで2年連続MVPを獲得したニコラ・ヨキッチ（28＝ナゲッツ）が欠場ながらもボクダン・ボグダノビッチ（30＝ホークス）を中心に得点を重ねて、準々決勝では米国に今大会初黒星を付けた勢いのあるリトアニアに87ー68で勝利してベスト4入りを決めた。

　セルビアと対戦するNBA選手を8人擁する優勝候補のカナダ。1次リーグ3連勝で首位通過ながらも2次リーグ初戦のブラジル戦にわずか4点差で敗戦。勝てば2次リーグ首位通過で準々決勝進出、負ければ2次リーグ敗退となったスペインとの大一番。第4クオーターにエースであるシェイ・ギルジャス・アレキサンダー（25＝サンダー）の活躍で試合をひっくり返して逆転勝利で準々決勝進出を決めた。準々決勝ではNBAのスター選手ルカ・ドンチッチ（24＝マーベリクス）が率いるスロベニアと対戦。この試合でもシェイが36分出場して、31得点10リバウンドのダブルダブルの大活躍で史上初の準決勝進出に導いた。圧倒的な攻撃力を武器に勢いのまま決勝進出を狙う。

　2大会ぶりのセルビアか。史上初の決勝進出を狙うカナダ。米国とドイツの勝者と戦うのはどちらになるのか注目が集まる。