照ノ富士まだ実戦稽古再開できず、上半身のトレーニングに終始　秋場所まで4日…出場へ暗雲

上半身のトレーニングなどで汗を流した照ノ富士（撮影・前川　晋作）
Photo By スポニチ

　大相撲の横綱・照ノ富士（31＝伊勢ケ浜部屋）が6日、東京都江東区の伊勢ケ浜部屋で筋力トレーニングなどで汗を流した。

　この日は膝にサポーターを施すことなく、ダンベルやゴムチューブを使った上半身のトレーニングに終始。序二段・夢之富士（15）に右の差し方を実演指導する場面も見られた。

　腰痛で名古屋場所を途中休場して以降、実戦稽古の再開はまだできていない。夏巡業は全日程参加したものの申し合いには参加せず、2日の稽古総見でもぶつかりで胸を出す程度にとどめていた。

　前日は稽古を休み、この日は土俵に入ることもなかった。秋場所（10日初日、東京・両国国技館）まで4日。横綱昇進後、この時期まで実戦稽古をせずにぶっつけで本場所に臨んだことはない。出場へ向け、調整具合が心配される。