伏兵・三輪哲平が首位発進「ノーミスでやり切れた」逆転圏2位に橋本大輝　全日本個人総合

体操・全日本個人総合選手権第2日 （ 2023年4月21日    東京体育館 ）

＜全日本体操個人総合選手権第2日＞男子予選、鉄棒を終え笑顔の三輪哲平（撮影・小海途　良幹）
Photo By スポニチ

　男子予選が行われ、三輪哲平（22＝セントラルスポーツ）が6種目合計86・132点で首位に立った。3連覇を狙う東京五輪2冠の橋本大輝（21＝順大）は86・065点で2位スタート。3年ぶり頂点をうかがう萱和磨（26＝セントラルスポーツ）が85・499点で3位だった。

　五輪、世界選手権の代表歴はない伏兵の三輪は、課題の着地を6種目中5種目で決めた。「ノーミスでやり切れたことが良かった。86点で1位通過は可能だと思っていた」と振り返った。橋本は2日前の跳馬の練習中に右足首をひねり、痛みに耐えながらの演技。「よくここまでできた」と振り返った。

　世界選手権（9～10月、ベルギー）の選考を兼ねており、あす23日の決勝と5月のNHK杯の合計得点で既に出場権を獲得している橋本を除き4枠のうち2人が決まる。