渋野は初日イーブンパー72「スタートはボギーでどうなるかと思った」シェブロン選手権

米女子ゴルフツアー　シェブロン選手権第1日 （ 2023年4月20日    米テキサス州　カールトンウッドランズ・クラブ＝6824ヤード、パー72 ）

＜シェブロン選手権第1ラウンド＞2番、第1打を放つ渋野（撮影・光山　貴大）　　
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　メジャー初戦が開幕し、渋野日向子（24＝サントリー）は4バーディー、4ボギーのイーブンパー72で回った。ホールアウト時点で37位につけた。

　19年AIG全英女子オープン以来のメジャー2勝目を狙う渋野はチ・ウンヒ、安ナリンとともにスタート。出だしの1番は2打目をグリーン右奥に外し、アプローチを寄せきれずボギー発進した。

　5番ではティーショットを左の池に入れてボギーを叩いた。しかし、6番で奥2メートルに2オン。スライスラインを読み切り初バーディーを奪った。

　8番パー5はティーショットを右に曲げたが、レイアップして第3打を2メートルにつけて2つ目のバーディーを奪いイーブンパーで折り返した。

　9番のティーショットを打った後に雷雲接近のため中断。約1時間後に再開すると、第2打を3メートルにつけてスライスラインを沈めて連続バーディーで1アンダーとした。

　11番では第1打を左の林に打ち込み、花道からのアプローチが短くなりボギー。13番で1メートルにつけて伸ばしたが、16番はバンカーから寄せきれずボギーでイーブンパーに後退した。

　ラウンド後、WOWOWのインタビューでは「スタートはボギーだったので、どうなるかと思ったけど、途中バーディーが来てくれてイーブンで回れて良かった。（中断後も）集中力を切らさずにできた。後半はパー5の取りたかったところで取れた。ボギーも2個出て残念ではあるけど、オーバーにしなかったのも良かった」

　昨年大会で4位に入った。今年は会場がカリフォルニア州ミッションヒルズCCから米テキサス州カールトンウッドランズ・クラブ変更された。7000ヤード近いコースを「めっちゃ距離が長い。グリーンも速く感じる」と警戒していた。

　18日のプロアマ戦を棄権し、19日の練習ラウンドはウエッジなどクラブ数本だけを持って回りショートゲームだけ確認した。コンディションが懸念されたが「全然大丈夫」と万全を強調していた。初日は左手親指付近にテーピングを巻いていた。ただ、ショットの際に大きな影響は感じさせなかった。

　第2日に向けて「上を目指すには良いスコアを出さないといけない。今の全力を出し切れるように頑張ります」と気を引き締めた。