大会最年長48歳・高橋竜彦5位浮上 ベテランの知恵で7バーディー量産 最終日4差追う

[ 2023年4月21日 06:01 ]

ABEMAツアー i Golf Shaper Challenge in 筑紫ケ丘 第2日 ( 2023年4月20日    福岡県那珂川市 筑紫ケ丘ゴルフクラブ 6928ヤード、パー72 )

高橋は68で回り、通算7アンダーの5位に浮上
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 福岡・沖学園高出身で、大会最年長48歳の高橋竜彦(ジャパンクリエイト)が通算7アンダーで初日18位から5位に浮上した。高橋はピンポジションに応じて慎重にグリーンを攻めて7バーディー(3ボギー)を奪取。最終日に首位との4打差逆転を狙う。首位は昨年優勝の田中裕基(20=日本ウェルネススポーツ大)で11アンダー。秋吉翔太(32=ホームテック)は10アンダーの2位。3位にプロ2年目の平本世中(せじゅん、23=フリー)らがつけた。

 若手の登竜門ともいわれる下部ツアーでプロ26年目の高橋が躍動した。「ボギーが3つあったが全体的にいいプレーができた」。圧巻は後半インの猛チャージ。11番パー5で4メートルを沈め12番は2メートル、13、14番はともにピン側1メートルに寄せて4連続バーディーを奪った。

 鮮やかなコース攻略にベテランの知恵が味方した。高橋は21年、豊かな経験を買われてJGTO(日本ゴルフツアー機構)のコースセッティングアドバイザーに就任。東建ホームメイトカップや06年に自らが優勝したツアー選手権などでコース設定を担ってきた。カップの位置、グリーンの速さや固さなどを決める役割を経験し「考えてプレーするようになった」という。この日もピンポジションのシートを見て「ピンの位置に対して、打ってはいけないところがはっきり分かった」とセッティングの意図を即座に理解。7バーディーの量産につなげた。

 50歳を迎える来年はシニアツアーへ参戦する予定。「若い選手と回って勢いをつけてシニアに行きたい」。最終日は20歳の首位・田中裕との4打差を追いかける。(中島 泉)

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2023年4月21日のニュース