“かなだい”高橋大輔「奇跡的」16年ぶり東京体育館で「オペラ座の怪人」

[ 2023年4月12日 14:24 ]

<フィギュア国別対抗戦前日練習>練習する村元哉中、高橋大輔組(撮影・小海途 良幹)
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 13日開幕のフィギュアスケート世界国別対抗戦の公式練習が12日、東京体育館で行われた。

 前回3位で3大会ぶり3度目の優勝を目指す日本チームのアイスダンス“かなだい”こと村元哉中、高橋大輔組(関大KFSC)が午後の練習後に取材対応。村元は「チームで戦うのは他の試合にはない。日本チームはトップがそろっているので、少しでも貢献できるように頑張りたい」と意気込んだ。

 高橋は「2人ともキャプテンをやっているときに優勝している。なんかあればいいなと(笑い)。お互い最年長ですけど、温かくみんなを外では見守って、氷の上では全力で頑張っていきたい」と意気込んだ。

 高橋にとって東京体育館はシングル時代の07年世界選手権で銀メダルを獲得した思い出の地。「初めて世界選手権でメダル獲れたのがこの東京体育館で、その時もオペラ座で。まさかシーズン最後に16年ぶりに戻ってきて、またオペラ座の怪人を滑るのは全然狙っていなかった(笑い)」と語り「奇跡的だなと思っている。終わった後に“ここにつながっていたのかなと”と思えるような演技ができれば良いと思う」と決意を語った。

 指導を受けるマリナ・ズエワ・コーチが拠点の米国に帰国したため、2人は国内で調整を進めてきた。リンクサイドでは高橋がシングル時代に師弟関係だった長光歌子コーチが見守ることになり「カテゴリーを変えましたけど、一緒に試合に立てて凄いうれしい」と高橋。日本チームへの貢献を目指す。

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