飛び込み 馬淵優佳は3位で個人種目の代表逃すも「ホッとした。家族の力はすごい」

[ 2023年4月8日 16:14 ]

飛び込み翼ジャパンカップ ( 2023年4月8日    東京アクアティクスセンター )

<2023年度翼ジャパン・カップ>女子3m飛板飛込決勝の表彰式で、記念撮影に臨む(左から)2位の榎本、優勝の三上、3位の馬淵(撮影・河野 光希)
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 世界選手権(7月、福岡)の日本代表選考会を兼ねて行われ、女子3メートル板飛び込み決勝で世界選手権銀メダルの三上紗也可(日体大)が364・45点で優勝を果たした。既に昨季までの成績で優先的な国際大会への派遣が決まっている中、派遣参考得点(284点)も突破。榎本遼香(栃木トヨタ)が303・45点で2位となり、代表入りを確実にした。馬淵優佳(ミキハウス)は265・95で3位となり、個人種目での代表入りを逃した。

 馬淵は17年8月のユニバーシアードを最後に一度は現役を引退したが、21年12月に約4年4カ月ぶりに復帰。24年パリ五輪出場を見据え、復帰後は演目構成の難易度を上げた。予選はミスが重なり得点を伸ばせなかったが、決勝は全5本のジャンプで安定した演技を披露。スタンドでは競泳の個人メドレー2種目で世界選手権代表に内定している夫・瀬戸大也(CHARIS&Co.)ら家族が応援した。

 馬淵は「最低限メダルを獲りたいと思っていたので、ホッとした部分はある。ただもう少しできたと思うので、そこは反省して今後につなげたい」と説明。4歳と3歳の娘の母として「娘たちに応援してもらって演技するのは一度目の現役では経験できなかった。娘たちの姿を見れば緊張するのかなと思っていたが、満面の笑みを見てパワーをもらった。家族の力はすごいなと思いました」と語った。7日に実施された女子シンクロ板飛び込みは榎本とペアを組み最上位となっており、選考委員会の協議次第で代表入りの可能性がある。

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