42歳寺内 2位で代表入り逃し引退も「やりきった」

[ 2023年4月8日 04:39 ]

翼ジャパンカップ第4日 ( 2023年4月7日    東京アクアティクスセンター )

<2023年度翼ジャパン・カップ>男子3mシンクロナイズド決勝で2位の坂井(左)、寺内組(撮影・河野 光希)
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 7月の世界選手権(福岡)代表選考会を兼ねて行われ、男子3メートルシンクロ板飛び込みに出場した寺内健(42)坂井丞(30=ともにミキハウス)組は380・31点で2位に終わり、代表入りを逃した。

 96年アトランタ大会を皮切りに、五輪6大会の出場を誇るレジェンドにとって現役最終戦となるのか。一回り以上若い須山・荒木組に敗れた寺内は、昨年12月に左膝の半月板を損傷し、約3週間だけの練習で今大会に臨んだことを告白。その上で「東京五輪が終わり、福岡世界水泳があるから続けてこられた。やりきったなと思う。次のことは、今すぐこうとは言えない」と進退について言及した。

 22年前の01年に福岡で開催された世界選手権では3メートル板飛び込みで銅メダルを獲得。四半世紀にわたり日本の飛び込み界をけん引してきた貢献度は大きい。小学生時代から指導する馬淵崇英コーチも「ドーハ(来年2月の世界選手権)を目指すのかも含めて、これから引退までの流れを話し合う。本当によくやってきた」とねぎらった。

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2023年4月8日のニュース