馬場咲希　5番で痛恨ダボ　23位発進

第1ラウンド、17番でショットを放つ馬場咲希
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　ゴルフのオーガスタ・ナショナル女子アマチュア選手権第1日は29日、米ジョージア州・チャンピオンズリトリートGC（6410ヤード、パー72）で開幕し、昨年の全米女子アマを制した馬場咲希（17＝代々木高2年）は4バーディー、4ボギー、1ダブルボギーの74で回り、2オーバーの23位発進となった。荒木優奈（17＝日章学園高2年）がイーブンパーの72で日本勢トップの13位、世界アマランク1位のローズ・チャン（19＝米国）が66の6アンダーで首位に立った。

　5番のティーショットは左サイドを流れる川へと消えた。馬場は「いつもミスするなら右なのに…普段しないような捕まる感じのミスが出てしまった。原因はフェイスが閉じてるだけなんですけど…」。ドロップした後もピンを狙えず、痛恨のダブルボギー。得意のショットに苦しみ、23位発進となった。

　ラウンド後は休む間なく練習場へ。左脇にグローブを挟みながらスイングし、左に出るミスを修正。イメージに近いフェードが出るまでクラブを振り続けた。苦しい中でも最終9番パー5ではバンカーから3打目をピンに寄せ、バーディーフィニッシュ。明日につながる一打となった。

　オーガスタ・ナショナルGC開催の決勝ラウンドに進めるのは30位まで。この日は同組だった世界アマランク1位のローズ・チャン（米国）と談笑する場面も目立ち、楽しくプレーするポリシーは貫いた。ミスの原因も把握済み。「それをどう直すか。60台の半ばで回りたいです」。逆襲はこれからだ。