十両・炎鵬が一気の出足で東白龍を圧倒「200点ですね」キレキレの動きで6勝目

大相撲春場所9日目 （ 2023年3月20日    エディオンアリーナ大阪 ）

＜大相撲春場所9日目＞東白龍（奥）の引きを逃さず一気に白房下まで走った炎鵬（撮影・長嶋　久樹）
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　小兵の十両・炎鵬（28＝宮城野部屋）が東白龍（26＝玉ノ井部屋）を押し出して6勝目を挙げた。

　東白龍が立ち合いもろ手突きからすぐに引いてまともに呼び込むと、炎鵬がもろハズで一気に走って押し出した。会心の相撲に「200点ですね」と最高の自己評価だった。

　先々場所は2分半の大熱戦の末に勝利。先場所は足が流れてはたき込みで敗れていた。今場所は2秒1の速攻で快勝。「今日は一番（動きが）キレていましたね」と好調ぶりを示す動きの良さだった。

　同部屋の新十両・落合（19）の活躍にも刺激を受けている。「しっかり見せてくれている分、もっと自分もしっかりしないといけないなって緊張しますね」。同じ小兵の幕下・川副（23）も含め快進撃を続ける弟弟子たちに負けないように、戦う姿で兄弟子としての威厳を示す。