翠富士が今場所初の肩透かしで6連勝「自分でも“出た~!”ってなる」十八番さく裂に満面の笑み

[ 2023年3月17日 21:07 ]

大相撲春場所6日目 ( エディオンアリーナ大阪 )

<大相撲春場所6日目>肩すかしで遠藤(右)を下し、全勝を守った翠富士(撮影・北條 貴史)
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 幕内・翠富士(26=伊勢ケ浜部屋)が遠藤(32=追手風部屋)を破って初日から6連勝とした。

 遠藤の突っ張りをしのいで右をのぞかせると、左ハズで前に出ておいて右からの鮮やかな肩透かしを決めた。十八番がついにさく裂。「決まると自分でも“出た~!”ってなりますね」と満面の笑みを見せた。

 今場所はここまで押し出しで2勝、寄り切りで2勝、はたき込みで1勝と前に出る相撲が目立っていた。4日目の北勝富士戦では肩透かしにいける体勢からそのまま前に出て押し出し。「相撲は前に出るのがベストなので」と基本に忠実な攻めを見せ、地力がついたことを示していた。

 ともに全勝としていた同部屋同期の錦富士はこの日、自身の取組よりも前に敗れた。「2人で星の数が合うことが多いので“うわ、これ自分も負けそうだな”とか思ったけど勝てたのでよかったなと思います」。互いに「負けられない」と競い合うように白星を積み重ねていた2人だったが、翠富士の方が6戦全勝とさらに星を伸ばした。

 あす7日目は全勝同士の高安(33=田子ノ浦部屋)戦。「まだ中盤戦なので一番一番しっかり頑張りたい」と優勝争いはあまり意識せず、注目の一番に臨んでいく。

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2023年3月17日のニュース