十両・炎鵬が3日目から4連勝「背中を押してもらえました」同じ小兵の弟弟子・川副の活躍に発奮

[ 2023年3月17日 20:43 ]

大相撲春場所6日目 ( エディオンアリーナ大阪 )

<大相撲春場所6日目>下手ひねりで狼雅(右)を破る炎鵬(撮影・平嶋 理子)
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 小兵の十両・炎鵬(28=宮城野部屋)が狼雅(24=二子山部屋)を下手ひねりで破り、連敗スタートから4連勝で4勝2敗とした。

 立ち合い低く当たって押し込んで左から攻めて中に入って深い左下手を取る得意の体勢に。そこから左下手投げ、切り返し、右で前ミツを引いて下手出し投げと次々に技を繰り出した。動きが止まると狼雅に上から体重をかけられる状態になったが、両前ミツで前に出てから左で肩透かしを引きながら右からひねって勝負あり。先に先に攻め続けた好内容にも「何度も勝負どころで決めきれなかったのは反省ですね」と振り返った。

 部屋の弟弟子・川副(23)は同じ身長1メートル67で110キロ以下の小兵。この日十両の土俵で栃武蔵を破って4連勝で新十両昇進へ前進した。弟弟子の奮闘を見届け「目の前で勝ってくれて、逆にこっちが背中を押してもらえました」と刺激を受けた炎鵬。「体が(大きく)ない者同士、やっぱり気持ちとか分かることはたくさんある。僕もいろいろ川副君から吸収して勉強させてもらっています。身体能力はピカイチなので、そういうところを学ぼうと思って、常に何か盗もうと思って見ています」。稽古場で日頃から高め合っている小兵コンビがそろって土俵を沸かせた。

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2023年3月17日のニュース