新入幕・武将山が幕内初白星「徹底して押していきたい」師匠譲りの真っ向勝負貫いた

大相撲春場所3日目 （ 2023年3月14日    エディオンアリーナ大阪 ）

＜大相撲春場所3日目＞王鵬（左）を厳しい攻めで下した武将山（撮影・北條　貴史）
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　新入幕の武将山（27＝藤島部屋）が王鵬（23＝大嶽部屋）を押し出して幕内初白星を挙げた。

　埼玉栄高の4年後輩にあたる王鵬を相手に、頭と頭で何度もぶつかり合う激しい相撲を展開。互いに引かない押し相撲同士の真っ向勝負を制した。初白星に「とりあえずホッとしています」と安どの表情。「挑戦する気持ちでのびのび取れています」と新入幕らしさを見せた。

　師匠の藤島親方（元大関・武双山）譲りの「真っ向勝負」が信条。「まわし取られたりとか差されたりとか組んだら話にならないので、そういう形にならないように徹底して押していきたいです」。入門から9年、小学生の頃から変わらない押し相撲を貫いて幕内まで番付を上げてきた。明日以降へ「真っ向勝負で前に出る相撲を」ぶれない姿勢で意気込んだ。