レイカーズは今季初の勝率5割ならず 西9位から11位に後退 八村は3P2本などで12得点

[ 2023年3月13日 12:56 ]

正面からドライブしてシュートに持ち込むレイカーズの八村(AP)
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 西地区全体9位のレイカーズは12日、地元ロサンゼルス(カリフォルニア州)で東地区全体6位のニックスに108―112(前半59―62)で敗れて33勝35敗。今季初めて勝利を5割にするチャンスだったが、後半の接戦をものにできなかった。

 ウィザーズからレイカーズに移籍して20戦目を迎えた八村塁(25)は、第1Qの5分1秒からコートに登場。その2分22秒後には左ベースライン際からジャンプシュートを決めてこれが初得点となった。第2Qの残り1分56秒にはディアンジェロ・ラッセル(27)のパスを受けて右サイドから3点シュートを成功。第3Qにも“トランジション3”を決め、11試合ぶりに複数本を成功させた。

 4分3秒から出場した第4Qでも2本のジャンプシュートをねじこみ、27分の出場でフィールドゴール(FG)の成功は9本中5本(うち3点シュートは3本中2本)で12得点と3リバウンド。3試合連続で2ケタ得点を記録し、出場時間帯のチームスコアはプラス8だった。レイカーズでの20試合では平均10・3得点(ウィザーズでは13・0)で3点シュートの成功率は31・2%(同33・7%)となっている。

 レイカーズでは復帰2戦目のラッセルが前半での31得点を挙げながらも後半は2得点のみ。アンソニー・デービス(29)は17得点と16リバウンドを稼いだものの、86―85で突入した第4Qは22―27だった。最終クオーターでは一時10点差のビハインドとなりながら残り19秒で2点差まで迫ったが追撃もここまで。レイカーズはジャズとサンダーと同率ながら西地区全体9位から11位に後退し、同じく33勝35敗の12位ペリカンズともゲーム差はなくなった。

 今季23・8得点を挙げていたガードのジェイレン・ブランソン(26)を左脚の故障で欠いているニックスは40勝30敗。ジュリアス・ランドル(28)が33得点、八村とドラフト同期(19年全体3番目指名)のRJ・バレット(22)が30得点をマークして連敗を3でくい止めた。

 <八村の全オフェンス>
 ▼第1Q(出場6分59秒=2得点)
(1)7分23秒・速攻から左ベースライン際でジャンプシュート=○(アシスト・リーブス)
(2)11分51秒・左ローポストでのパワープレー。ターンアラウンドからジャンプシュート=×
 ▼第2Q(出場7分25秒=3得点)
(3)10分4秒・右サイドから3点シュート=○(アシスト・ラッセル)
 ▼第3Q(出場5分16秒=3得点)
(4)8分35秒・正面からのドライブ。グライムスにボールをはたかれる=×
(5)8分45秒・右サイドから3点シュート=×
(6)9分15秒・速攻から左サイドで3点シュート=○(アシスト・デービス)
(7)10分44秒・右サイドからペイント内へ。ステップバックでジャンプシュート=×
 ▼第4Q(出場7分45秒)
(8)4分54秒・正面やや左からプルアップでジャンプシュート=○(アシスト・ラッセル)
(9)9分41秒・正面から時計の針とは逆回りにターンしてジャンプシュート=○

 <西地区全体順位(12日現在)>
(1)ナゲッツ(46勝22敗)
(2)キングス(40勝26敗)
(3)グリズリーズ(49勝26敗)
(4)サンズ(37勝30敗)
(5)クリッパーズ(36勝33敗)
(6)ウォリアーズ(35勝33敗)
(7)ティンバーウルブス(34勝34敗)
(8)マーベリクス(34勝34敗)
(9)ジャズ(33勝35敗)
(10)サンダー(33勝35敗)
(11)レイカーズ(33勝35敗)
(12)ペリカンズ(33勝35敗)
(13)トレイルブレイザーズ(31勝37敗)
(14)★スパーズ(17勝50敗)
(15)★ロケッツ(15勝52敗)
 *無条件でのプレーオフ進出は6位まで。7~10位はプレーイン・トーナメントへ。★はすでにプレーオフ進出の可能性がなくなったチーム


 <12日の結果>
ネッツ(39勝29敗)122―120*ナゲッツ(46勝22敗)
キャバリアーズ(43勝27敗)*ホーネッツ(22勝48敗)
*76ers(45勝22敗)112―93(31勝37敗)
サンダー(33勝35敗)102―90*スパーズ(21勝61敗)
*ペリカンズ(33勝35敗)127―110トレイルブレイザーズ(31勝37敗)
ニックス(40勝30敗)112―108*レイカーズ(33勝35敗)
 *はホームチーム

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