新十両・落合がプロ初黒星「ただ負けただけ…」土が付くのは高校3年の12月以来1年3カ月ぶり

[ 2023年3月13日 15:38 ]

大相撲春場所2日目 ( 2023年3月13日    エディオンアリーナ大阪 )

<大相撲春場所2日目>玉正鳳(右)のはたき込みに敗れる落合(撮影・須田 麻祐子)
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 “令和の怪物”落合(19=宮城野部屋)が玉正鳳(30=片男波部屋)との新十両対決に敗れ、プロ初黒星を喫した。

 史上最速の所要1場所で昇進した落合に対し、玉正鳳は外国出身力士では史上2位のスロー記録となる68場所を要した苦労人。対照的な両者の対戦は、もろ手突きから左へ回り込んでのはたき込みで玉正鳳に軍配が上がった。

 落合は相手が得意とする引きを警戒してはいたが「はたきについていこうという意識はあったけど足が出なかった。前のめりすぎた」と狙い通りにはいかず、悔しそうな表情で振り返った。

 これでデビュー9戦目にして初黒星。アマチュア時代も含めると、鳥取城北高3年だった21年12月の全日本選手権準々決勝でアマチュア横綱の中村泰輝(当時日体大3年)に敗れて以来、1年3カ月ぶりに土が付いた。取組後は「ただ負けただけ」と淡々。明日以降へ「切り替えて頑張ります」と前を向いた。

 “怪物”の2日目は鬼門だった。落合と同じくデビュー以来無敗のまま十両に昇進した「平成の怪物」武双山(現・藤島親方)は新十両場所の初日に、「平成の新怪物」雅山(現・二子山親方)は2日目に初黒星。ともに敗れた内容は立ち合いの変化だった。この日の落合は立ち合い変化ではなかったが、2人と同様に前に落ちる内容でプロ入り後最初の黒星を喫した。

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