大栄翔＆翔猿が2連勝　埼玉栄出身の追手風部屋再小結コンビ「お互いに負けないという良い関係」

大相撲春場所2日目 （ エディオンアリーナ大阪 ）

＜大相撲春場所2日目＞　翔猿（左）が寄り切りで御嶽海を破る　（撮影・須田　麻祐子）
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　2場所ぶりに小結に返り咲いた大栄翔（29＝追手風部屋）が関脇・若隆景（28＝荒汐部屋）を押し出して2連勝とした。

　立ち合いから右の喉輪がよく伸び、若隆景に下からおっつける隙を与えず一方的に押し出し。連日の好内容に「しっかり自分の相撲が取れている。体の調子も良いのかなと思います」と充実の表情を見せた。

　4場所連続守った三役の座を明け渡したが、初場所10勝を挙げて1場所で復帰。三役に返り咲いたことで「気持ちの面では気合も入る。負けたくないという思いです」と、3関脇4小結の三役陣の中で競争意識を強めた。

　同部屋で同じく1場所での三役復帰を果たした翔猿（30）も2連勝。「そこに関してはプラスな刺激。お互いに負けないという良い関係だと思っているので、最後までやっていきたいと思っています」。ともに埼玉栄高出身の追手風部屋再小結コンビが、互いの存在を“追い風”にして白星を積み重ねていく。