序二段・須山が東大卒業決定 計7年間の大学生活は「もう十分楽しんだ」“本業”の相撲は快勝発進

[ 2023年3月13日 11:41 ]

大相撲春場所2日目 ( 2023年3月13日    エディオンアリーナ大阪 )

<春場所2日目>雅(左)を押し出しで破った須山 (撮影・成瀬  徹)
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 史上初の東大出身力士として知られる序二段・須山(25=木瀬部屋)が雅(20=二子山部屋)を下して白星発進とした。

 立ち合いから踏み込んで一気に前に出て押し出し。「はたかれることを恐れずしっかり当たっていこうと思っているので、左からちゃんとおっつけれてよかった」と納得の内容だった。

 春場所直前の10日は東大の卒業判定の日だった。「なんとか卒業が決まりました。ホッとしましたね」と笑顔。史上初の「現役東大生力士」は今後「東大卒力士」となる。力士生活と並行して執筆していた卒業論文の評価は「可」だったそうで、教授からは「卒論はさておき(相撲を)頑張ってくれ」と愛のある激励を受けた。

 東大に合格する前の慶大に通っていた2年間も含め計7年間に及んだ大学生活。「長かったですね~」と笑い「大学生活はもう十分楽しんだので特に名残惜しいとかはない。新たな気持ちで頑張っていきたい」と相撲に専念する自覚を強めた。学業と相撲の“二刀流生活”が正式に終わり「気持ち的には楽になりましたね」と一安心。24日の卒業式は春場所中のため出席できず、場所後に卒業証書を受け取りに行くという。「東大卒」の称号を手に入れ「より相撲に集中していけるように頑張っていきたい」と決意を新たにした。

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