飯間改め「安強羅」ブラジルにルーツを持つ異色の23歳 しこ名の由来はポルトガル語の「アゴーラ」

[ 2023年3月13日 11:10 ]

大相撲春場所2日目 ( 2023年3月13日    エディオンアリーナ大阪 )

<大相撲春場所2日目> 豊稀錦(右)に押し出しで敗れる安強羅 (撮影・須田 麻祐子)
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 今場所から序ノ口の番付にしこ名が載った安強羅(あごうら、23=安治川部屋)が豊稀錦(19=朝日山部屋)に敗れて黒星発進となった。

 高校相撲経験者の豊稀錦に立ち合いから先手を取られ、もろハズで押し上げられて何もできずに土俵を割った。デビュー戦を飾れず「緊張で思ったより体が動かなかった」と振り返った。

 ブラジル国籍の両親を持ち、名古屋経済大ラグビー部出身という異色の経歴の23歳。前相撲は本名の「飯間」で取っていたが、今場所から「安強羅」のしこ名がつけられた。「ブラジルの血が入っているからポルトガル語を使いたい」と師匠の安治川親方(元関脇・安美錦)が考案。「アゴーラ」はポルトガル語で「今」「現在」を表す言葉であり「しっくりきて気に入っています」と頬を緩めた。

 デビュー戦白星はお預けとなったが、まだ始まったばかり。「できるだけリラックスして良い相撲取れるように頑張りたい」と前を向いた。相撲経験の浅い異色の23歳は、しっかりと「今」を見つめて一番一番に臨んでいく。

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