【大学ラグビー】京産大 初の決勝へ早大にリベンジを 元日本代表の広瀬佳司監督「ええラグビーをしたい」

[ 2022年12月31日 17:58 ]

早大戦に向けてスクラムの練習をする京産大の選手たち
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 1月2日のラグビー大学選手権準決勝(国立)に向け、関西王者の京産大は31日、早大戦に向けて京都市内で調整した。

 元日本代表の広瀬佳司監督や元木由記雄GM、田倉政憲コーチらが見守る中、午後0時から始まった練習では冒頭からFW陣がスクラムを組んで連係を確認。8月の練習試合で22―40と敗れた早大との再戦に向けて汗を流した。就任2季目の広瀬監督は相手を最大限に警戒しつつも「自信は持っていて、ウチがしっかりやれれば十分に勝てる。ええラグビーをしたい」と抱負を語った。

 昨年度を含め、過去に大学選手権で4強に8度勝ち上がりながら、一度も決勝には進んでいない京産大。早大には通算2勝9敗と分が悪く、最後に勝ったのは97年度大会までさかのぼる。それでも、練習試合のリベンジも含めて、歴史を塗り替えようとチームの機運は高まっている。

 12月3日に行われた関西リーグ最終節・近大戦のアップ時に左足首を剥離骨折したプロップ渡辺龍(4年)が先発メンバー入り。驚異的な回復力で大一番に間に合わせた。卒業後はラグビーの第一線から退く背番号3は「(練習試合で)負けたのが悔しくて、それが自分のモチベーションになってきた。必ずやり返したい」と雪辱を誓った。

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2022年12月31日のニュース