尾道・桧山 執念の逆転トライ「最後に取れてよかった」 平均体重で10キロ近く下回るFW陣が奮闘

[ 2022年12月31日 06:00 ]

全国高校ラグビー大会2回戦   尾道31―30常翔学園 ( 2022年12月30日    花園ラグビー場 )

<全国高校ラグビー 常翔学園・尾道>後半、逆転トライを決めてガッツポーズの尾道・桧山(撮影・北條 貴史)
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 尾道は、1点を追う後半24分、敵陣5メートル付近のラインアウトから組んだモールにバックス陣も加わり、左プロップ桧山がゴールポスト右下に飛び込んだ。

 「FW勝負だと思っていた。最後にトライを取れてよかった」。

 2度目の逆転。最後は1点差で振り切った。平均体重で10キロ近く下回るFW陣が奮闘。0―10の前半中盤には連続ペナルティーでともにスクラムを選択し、反撃に転じた。

 大会前の強化試合でAシードの報徳学園を倒した実力は本物で、田中春助監督は「みんなの思いが出た。勝って泣けるのはいい」とかみしめた。

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2022年12月31日のニュース