ウィザーズが4連勝 22年最後の試合は白星 八村は16得点と7リバウンドをマーク

[ 2022年12月31日 11:24 ]

速攻からシュートに持ち込むウィザーズの八村(AP)
Photo By AP

 ウィザーズは30日、敵地オーランド(フロリダ州)でロード4連戦の初戦となったマジック戦に臨み、最大30点差をつけて119―100(前半56―47)で勝利を収めて16勝21敗。脚を痛めているブラドリー・ビール(29)は2試合連続で欠場したが、クリスタプス・ポルジンギス(27)が前半の20得点を含む30得点と13リバウンド、カイル・クーズマ(27)も23得点を稼いで勝利に貢献し、今季2度目の4連勝を飾って2022年最後の試合を白星で締めくくった。

 28日のサンズ戦で自己最多に並ぶ30得点を稼いだ八村塁(24)は29分の出場でフィールドゴール(FG)を14本中6本(うち3点シュートは4本中1本)、フリースローは4本中3本を決めて16得点と7リバウンドをマーク。この日はターンオーバーを3回犯したものの、復帰してからの5戦でチームは4勝1敗となった。また今季の総リバウンド数は102となり、デビューから4シーズン連続で3ケタ(294→312→160→102)となった。

 八村は12―8で迎えた第1Qの4分35秒からコートに登場。その1分43秒後、左サイドからジャンプシュートを決めて初得点を記録したが、その後の4本のシートは失敗した。それでもこのあとインサイドにカットしたあとボールをもらってゴール下で2本のシュートを決めるなど前半では7得点。第3Qの8分1秒にこの日初めての3点シュートを成功したところで10得点となり4試合連続、今季17回目の2ケタ得点を記録した。

 今季は21試合に出場して13・0得点(昨季は11・3)だが復帰後の5試合での平均得点は17・6。リバウンドは4・9(同3・8)でFG成功率は51・4%(同49・1%)、3点シュートの成功率は32・7%(同44・7%)となった。

 マジックは15勝22敗。限られた戦力の中でフランツ・バグナー(21)が23得点、ドラフト全体トップで指名されたパオロ・バンケロ(20)も21得点を稼いだものの3連敗となった。

 マジックでは28日のピストンズ戦で乱闘に関与したとしてモーリッツ・バグナー(25)が3試合の出場停止処分を科され、ベンチを離れたとして1試合の出場停止となった8人のうちコール・アンソニー(22)、モー・バンバ(24)、ゲイリー・ハリス(28)、ウェンデル・カーターJR(23)の4人が欠場。この日のウィザーズ戦でベンチ入りしたのは試合実施に必要な最少人数となる8人だった。

 なおウィザーズは1月1日と3日(日本時間2日と4日)に敵地ミルウォーキー(ウィスコンシン州)で東地区全体3位のバックスと2試合を行うことになっている。

 <八村の全オフェンス>
 ▼第1Q(出場7分25秒=2得点)
(1)6分18秒・左サイドからジャンプシュート=○(アシスト・クーズマ)
(2)8分3秒・速攻からのトランジション3=×
(3)9分25秒・右サイドでプルアップからジャンプシュート=×
 ▼第2Q(出場8分32秒=5得点)
(4)31秒・右サイドから3点シュート=×
(5)1分21秒・正面から右サイドにドライブしたあとプルアップでジャンプシュート=×
(6)6分4秒・右サイドからインサイドにカット。アブディヤからのパスを受けてゴール下=○(アシスト・アブディヤ)
*7分31秒・フリースロー2本=×○
(7)9分5秒・左サイドからカット。モリスのパスを受けて右手でレイアップ=○(アシスト・モリス)
 ▼第3Q(出場6分43秒=7得点)
(8)5分54秒・正面からプルアップでジャンプシュート=×
(9)正面やや右から3点シュート=○(アシスト・ライト)
*10分27秒・フリースロー2本=○○
(10)11分11秒・速攻から左サイドを疾走。ダブルクラッチからバックサイドで右手のレイアップ=○(アシスト・アブディヤ)
(11)11分41秒・正面からドライブして左手でレイアップ=×
(12)11分59秒・左コーナーから3点シュート=×
 ▼第4Q(出場6分26秒=2得点)
(13)16秒・正面やや右から3点シュート=×
(14)1分6秒・速攻から右サイドを疾走して右手でダンク=○(アシスト・クーズマ)

続きを表示

この記事のフォト

2022年12月31日のニュース