東福岡の高校日本代表候補・高本が「右膝じん帯断裂」から戦列復帰 「調子はバッチリです」9T大勝演出

[ 2022年12月31日 06:00 ]

全国高校ラグビー大会2回戦   東福岡61―7開志国際 ( 2022年12月30日    花園ラグビー場 )

<開志国際・東福岡>前半、右中間にトライする東福岡・隅田(撮影・成瀬 徹)
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 6大会ぶりの優勝を狙う東福岡に頼もしい戦力が戦線復帰した。後半12分に途中出場でピッチに立った高校日本代表候補の高本だ。本職はSOだが、CTBで出場し、落ち着いたプレーで貢献した。「リハビリ期間もいいトレーニングができた。まわりの仲間も支えてくれたので、調子はバッチリです」とプレーできる喜びを感じていた。

 今夏の7人制ラグビーの全国大会で、プレー中に右足をひねり「右膝前十字じん帯断裂」の大けが。8月に手術を受け全治6カ月と診断された。あきらめなかった。「花園に絶対出る」と片足スクワットなど地道なリハビリを続けた。ケガ前に比べ右の太ももが2~3センチ太くなるなど、成長して帰ってきた。

 高本の兄・とむ(現帝京大)もOBでバックスとして活躍した。「頑張れ」という兄の激励が力になる。秋田工との3回戦に向けて「自分の持ち味であるゲームメークだったり、ランやパスで切り裂いていくプレーで頑張りたい」と誓った。

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2022年12月31日のニュース