リーグワン神戸 SO李承信&FB山中亮平「目標は優勝。神戸ラグビーを信じて」日本代表2人が決意

[ 2022年12月18日 10:00 ]

日本一を目指し意気込む山中(左)と李 (撮影・成瀬 徹)

 リーグワン神戸の日本代表FB山中亮平(34)と日本代表SO李承信(21)が、きょう18日の開幕戦・横浜戦(ニッパツ)を前に、本紙の単独インタビューに応じた。初代王者を目指した昨季は7位と低迷。頂点だけを見据える中、チームを引っ張る代表帰りの2人に今シーズンへの思いを聞いた。

 ――日本代表の長期合宿と遠征が終わった。
 山中 3カ月ぐらいあって、試合も6試合。それも、けっこう強いチームばかり。オーストラリアAと3試合、ニュージーランド、イングランド、フランス。チームとしても凄く成長できたんじゃないかなと思う。1試合1試合で課題も出て、その課題に対して自分たちで修正して、また次の試合に向かって。自分自身も6試合に先発で使ってもらって、凄くいい経験ができた。

 李 自分にとっては今まで味わったことがないぐらいのアウェーで、強度が高くて、プレッシャーも凄い試合を経験できた。その経験が成長につながったし、チームとしてもチャレンジできて、個人としてもティア1のチームに対してチャレンジができたので。本当にいい経験ができた。

 ――代表の遠征が終わって神戸に戻り、5日から合流した。チームの雰囲気は?
 山中 (生で観戦した)3日の試合は内容もあんまり良くなかったので、課題はあると思う。そこはやっぱり修正していかないとダメだなと思う。

 李 今の自分たちができないこと、やっていくべきことが明確になってるんで、そこは逆にポジティブに考えて。リーダーとしても、どんどんポジティブな発言をして、自分たちのラグビーをしていこうと。ここからがまた楽しみです。

 ――昨シーズンは神戸らしいラグビーをするのが難しかった。今年、大事にするのは?
 山中 昨シーズンも後半戦に入ってからはけっこう良くなっていった。今回、新しいメンバーが多いけど、自分たちは神戸ラグビーを分かっているんで。どうしていかないとダメなんだっていうのを伝えながらも、うまくコミュニケーションを取って、アタックするところだったり。ボールを動かすアタッキングラグビーを継続してこそ神戸のラグビーだと思うので、そこはやっていきたい。

 李 自分も、10番として誰よりも神戸ラグビーを理解して、信じて。ゲームをリードしていく立場の人間が堂々としていないとチームもまとまらない。誰よりも声を出して、うまくコミュニケーションを取りながらリードしていきたい。

 ――それぞれ今季の目標を。
 山中 目標は、神戸で日本一。昨シーズンは全然ダメだったけど、絶対に優勝できる選手や優勝できる能力、チームだと思う。それぐらいのメンバーもそろっている。あとは、どれだけ自分たちが神戸のラグビーを信じてできるか、同じ方向に進んでできるか。そこだけだと思う。

 李 ヤマさんと同じく優勝ですね。ここ最近、神戸がベスト4に絡めるか絡めないか、ぐらい低迷してて、ファンの信頼を失っている部分はあると思う。やっぱり選手自身、自分たちを信じて、しっかり神戸ラグビーをしっかり体現したい。その先に優勝があると思っています。

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2022年12月18日のニュース